【ドミニカコーヒー】特徴とおすすめ焙煎度 多彩な風味が味わえる激レアコーヒー

ドミニカコーヒー 特徴とおすすめ焙煎度、生産地域を解説

カリブ海に囲まれたドミニカ共和国は陽気な性格と、大物メジャーリーガーも数多く輩出する明るいイメージがあります。

そんな美しい自然の光景が広がるドミニカコーヒーの特徴とおすすめ焙煎度、生産地域を詳しく解説していきます。

基本情報
国名ドミニカ共和国(中央アメリカ)
Dominican Republic
人口1084万7904人(※1)
面積5.8万平方キロメートル
首都サントドミンゴ
コーヒー生産量37万袋(※2)

参考:(※1 United Nations World Population Prospects 2019より)

(※2 全日本コーヒー協会 ICO統計より)


ドミニカコーヒーの特徴 おすすめ焙煎度は?

淹れたときに感じる味や香り、生豆の特徴やおすすめの焙煎度などを解説します。

特徴

爽やかで軽やか、フルーティーな香りが特徴です。

肉薄でやや硬めの豆です。カリブ海らしい飲みやすいコーヒーです。


おすすめ焙煎度

さっぱりとして爽やかな飲み口を楽しみたい   浅煎り

フルーティーな酸味と上品な香りを楽しみたい   中煎り

カリブ海系コーヒーは浅めの焙煎がおすすめです。浅煎りにするなら中煎り気味の浅煎りに、中煎りなら浅めの中煎りにするとバランスよく仕上がります。

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コーヒー豆の焙煎度 基礎知識

現在に至るまでの歴史を解説

コロンブスによって発見され、カリブ海に浮かぶ島の中でも最も歴史のあるのがドミニカ共和国です。

ドミニカコーヒーの歴史

1735年に当時フランスの植民地だった、ハイチ共和国の「サン・ドマング」からコーヒーが伝わりました。

コーヒーは砂糖に次ぐ重要な農作物でしたが、奴隷制度によって支えられていました。

コーヒー生産は南部にある「バルデシア地域」に根付き、1800年代後半には主要な生産地になっていきました。


1960年代には農場経営者たちが協力し、1967年に精製工場を建設しました。

主な輸出先はアメリカ・ヨーロッパ・日本です。しかしドミニカのコーヒーは、国内消費量が年間一人当たり約3キロと多いため、コーヒー輸出量は収穫量の約20%程と言われています。


ドミニカ豆の格付け(グレード)

等級名称スクリーンサイズ基準
AAA大きい地域よって異なる
AA 
 
AB 
小さい

等級の基本はスクリーンサイズで分けられます。

主な生産地である7つの地域「ノロエステ地区」「シバオ地区」「シエラオクシデンタル地区」「シエラセントラル地区」「シエラスール地区」「ネイバ地区」「バラオナ地区」によって基準が異なるため、等級が同じでもサイズにバラツキがあります。


トレーサビリティ

生産された農場までさかのぼることができます。しかし大半は生産地域までの表示が多くなっています。

現在はコーヒーの品質向上に向けた取り組みが行われています。

ドミニカのトロピカルフルーツ

気になる生産地域をチェック!

亜熱帯に位置し、標高によって気温はずいぶん違います。1日の気温差は大きいので、コーヒー栽培にも適した環境です。

主な生産情報と品種

安定した気候のため収穫が年間を通して行われています。

バラオナ

標高:600~1300m

収穫期:10月~2月 品種:ティピカ、カトゥーラ

コーヒーの産地としては最も有名な地域です。高品質な豆は控えめな酸味とチョコレートを思わせるような味わいがあります。


シバオ

標高:400~800m

収穫期:9月~12月 品種:ティピカ、カトゥーラ

南部に位置し、低地で栽培される豆はフルボディの甘いナッツ系が感じられます。

「シバオ・アルトゥーラ」と呼ばれる高地にある地域で収穫される豆は、ライトボディのフルーティーかつフローラルな味わいです。


バルデシア

標高:500~1100m

収穫期:10月~2月 品種:ティピカ、カトゥーラ

世界的にも有名で評価の高いコーヒーが生産されています。


ネイバ

標高:700~1400m

収穫期:11月~2月 品種:ティピカ、カトゥーラ

島の南西部にある山脈で栽培している豆は、強いレモン風味と軽い口当たりが特徴です。


まとめ

ドミニカコーヒーの解説は以上です。参考になったでしょうか?
世界には様々なコーヒーがあり、その産地独特の豆が多数あります。気になったら試してみて下さい。下記に生豆や味の特徴・おすすめ焙煎度・その他情報をまとめました。

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【ドミニカコーヒー】特徴・おすすめ焙煎度・その他情報

味・生豆の特徴

爽やかで軽やか、フルーティーな香りが特徴です。

肉薄でやや硬めの豆です。カリブ海らしい飲みやすいコーヒーです。


おすすめ焙煎度

さっぱりとして爽やかな飲み口を楽しみたい 浅煎り

フルーティーな酸味と上品な香りを楽しみたい 中煎り


豆の格付け(グレード)

AAA AA AB


トレーサビリティ

生産農場まで遡ることが可能です。しかし大半は生産地域までの表示が多くなっています。


注目の生産地域

バラオナ 有名な地域で、控えめな酸味とチョコレートが特徴的です。

シバオ フルボディの甘いナッツ系が感じられます。
「シバオ・アルトゥーラ」で収穫される豆は、ライトボディのフルーティーでフローラルな味わいです。

バルデシア 世界的にも有名で評価の高いコーヒーが生産されています。

ネイバ 強いレモン風味と軽い口当たりが特徴です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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