【ジャマイカコーヒー】特徴とおすすめ焙煎度 最高級品ブルーマウンテン 味も香りも一級品

ジャマイカコーヒー 特徴とおすすめ焙煎度、生産地域を解説

カリブ海に位置する自然豊かな島国で、有名なブルーマウンテンがあります。

最高級品として有名なジャマイカコーヒーの特徴とおすすめ焙煎度、生産地域を詳しく解説していきます。

基本情報
国名ジャマイカ(中央アメリカ)
Jamaica
人口296万1161人(※1)
面積1.1万平方キロメートル
首都キングストン
コーヒー生産量2万袋(※2)

参考:(※1 United Nations World Population Prospects 2019より)

(※2 全日本コーヒー協会 ICO統計より)


ジャマイカコーヒーの特徴 おすすめ焙煎度は?

淹れたときに感じる味や香り、生豆の特徴やおすすめの焙煎度などを解説します。

特徴

酸味と苦みのバランスが非常によく、フローラルな香りと芳醇な味わいが特徴です。

大粒な豆で見た目も良く、華やかなアロマを感じることができます。


おすすめ焙煎度

酸味と苦みのバランスの良さ、華やかな香りを楽しみたい   中煎り

最高級品ブルーマウンテンのピーベリーは甘味、酸味、苦み、コクがバランスよく凝縮されている素晴らしいコーヒーです。

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ジャマイカコーヒーの歴史

1728年、総督ニコラス・ローズ卿がマルティニーク島の総督からコーヒーの苗を受け取ったのが始まりでした。

苗はセント・アンドリュー地区に植えられ、1752年には約27トンを輸出していました。


18世紀後半にセント・アンドリューからブルーマウンテンズへとコーヒーが広まり本格的に生産されるようになりました。

順調に成長を続け、1814年の年間生産量は約1万5000トンにもなりました。


しかし少しずつ労働力が不足していきジャマイカコーヒーは徐々に衰退し始めました。

加えて土壌管理がうまくいかなかったこと、有利だったイギリスとの貿易条件が失われる、などが起こり急激に生産量は落ちていきました。


1891年に品質向上とコーヒーの知識を広める法案が可決し、インフラも整えられました。

取り組みは成功し1944年に「中央コーヒー情報センター」の設立、1950年には「ジャマイカコーヒー委員会」も設立されました。

その後、ジャマイカコーヒーは世界から認められ世界最高峰のコーヒーと呼ばれるまでに成長しました。


ジャマイカ産のブルーマウンテンは世界でも特に有名です。最高級品とされるブルーマウンテンは、麻袋ではなく木樽で輸送されています。

ブルーマウンテンコーヒー木樽の写真

Wade van laius-投稿者自身による著作物-CC0, リンクによる

収穫量も極めて少なく高価な豆として有名です。高価ゆえの産地偽装も後が絶ちません。


ブルーマウンテンについて

ブルーマウンテン山脈、標高800~1200mの限定された地域で栽培されるコーヒー豆です。「ブルーマウンテン」を名乗ることができる地区は次の4つしかありません。

「セント・アンドリュー」「セント・トーマス」「ポートランド」「セント・メアリー」

他にも450~900メートルで栽培されたコーヒーは「ハイマウンテン」それより低地で作られたものは「シュプリーム」「ローマウンテン」と呼ばれます。

日本に輸入されている豆の多くは、標高800m以下で栽培されたものです。にもかかわらず「ブルーマウンテン」の名を付けられたものが多くあります。

日本の「ブルーマウンテン」販売量は、正規輸入量の3倍という事態になっています。

生豆でも1kg当たり1万円前後もするため、かなり高価なコーヒーになります。


ジャマイカ豆の格付け(グレード)

等級名称豆の大きさ欠点豆の割合
ブルーマウンテン NO.117~18最大2%
ブルーマウンテン NO.216~17最大2%
ブルーマウンテン NO.315~16最大2%
ブルーマウンテン セレクト15~18最大4%
ピーベリー10MS最大2%
ハイマウンテン17~18最大2%
ジャマイカ プライム16~18最大2%
ジャマイカ セレクト15~18最大4%

ジャマイカコーヒーの格付けは厳しく、「ブルーマウンテンNO.1」はとても難しいと言われています。


トレーサビリティ

精製場は小規模農家からコーヒーチェリーを買い付けまとめて精製します。
大規模農園は別ですが基本的には精製場の名前で販売されます。
ジャマイカの海

気になる生産地域をチェック!

熱帯性気候で、平均気温は27~32度になります。ブルーマウンテン山脈は平均13度と低く、平野部よりも降水量が多い気候です。

主な生産情報と品種

標高2256mのブルーマウンテンは、そこでしか見られない植物が多く存在します。

ブルーマウンテン

標高:900~1500m

収穫期:6月~7月 品種:ジャマイカ・ブルーマウンテン、ティピカ

世界で最も有名な生産地です。高価ですが味も素晴らしく香りも最高です。
ブルーマウンテンの地域は原産地呼称保護制度で認定されています。


まとめ

ジャマイカコーヒーの解説は以上です。参考になったでしょうか?
世界には様々なコーヒーがあり、その産地独特の豆が多数あります。気になったら試してみて下さい。下記に生豆や味の特徴・おすすめ焙煎度・その他情報をまとめました。

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【ジャマイカコーヒー】特徴・おすすめ焙煎度・その他情報

味・生豆の特徴

酸味と苦みの良いバランス、フローラルな香りと芳醇な味わいが特徴です。

大粒な豆は華やかなアロマを感じることができます。


おすすめ焙煎度

酸味と苦みのバランス、香りの華やかさを楽しみたい 中煎り


豆の格付け(グレード)

ブルーマウンテンNO.1 NO.2 NO.3 ブルーマウンテンセレクト

ピーベリー ハイマウンテン ジャマイカプライム ジャマイカセレクト


トレーサビリティ

精製場は小規模農家からコーヒーチェリーを買い付けまとめて精製します。大規模農園は別ですが基本的には精製場の名前で販売されます。


注目の生産地域

ブルーマウンテン 世界で最も有名な生産地です。高価ですが味も素晴らしく香りも最高です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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